こんにちは。やす(@yasuyuk0430)です。
皆さんは、こんな経験ありませんか?
大好きな漫画やアニメが原作の実写化が決定され、楽しみに映画館に行ったりDVDを借りて見た。しかしそれがとても酷くて「こんなことなら実写化しないでくれ!」とか「見に行って損した!2時間返せ!」など…
ぼくはよく経験します。それでも毎回好きなアニメや漫画が実写化されると懲りずに見に行ってしまいます。笑
近頃のアニメや漫画の実写化は、原作より劣ってしますのが多いと思います。実写化が難しいのはわかりますが、それでももうちょっと頑張って欲しい。
そこで、数々の実写化映画を見てきたぼくが、『本気で実写化してよかった映画3選』を紹介します。原作は知っているけど映画はまだ見ていないあなた、これならきっとがっかりしません。大丈夫。
目次
ソラニン

キャスト・監督・原作作家など。
バンドマンの映画。『僕等がいた』や『アオハライド』の三木孝浩が映画の『ソラニン』の監督を務めました。原作者は浅野いにお。主演は宮崎あおい(芽衣子)、高良健吾(種田)、桐谷健太(ビリー)、近藤洋一(加藤賢一)です。近藤洋一さんはサンボマスターのベースをやっています。
主題歌は『ASIAN KUNG-FU GENERATION』の『ソラニン』。曲が映画中でも幾度となく出ており、歌詞もリンクしています。
感想
とにかく宮崎あおいが可愛い。結婚したくなる。でもそれだけではありません。
人生とは何か、どう生きて行くべきなのかを考えさせられる映画です。
主人公たちは、自分に合った仕事ややりがいを感じて生きていたいと願っています。それが音楽。しかし多くの人がそうのように、自分にそこまでの自信がなく諦め、普通に生きていきます。
そんな中一度は諦めてしまった音楽ですが、芽衣子(宮崎あおい)の言葉により、種田(高良健吾)は夢に向かって歩もうとします。が、現実は厳しくなかなかうまくいきません。
挫折により自信も無くなり自分らしさも見失ってしまうけれど、それでも夢を諦めきれない若者の葛藤が描かれています。
原作の再現率はなかなか高く、目劣りしません。
仕事に不満があって退屈な日々をおくっている方は注意。仕事やめたくなります。
ピンポン

キャスト・監督・原作作家など。
卓球の映画。曽利文彦監督が映画の『ソラニン』の監督を務めました。脚本は「GO」の宮藤官九郎。原作者は松本大洋。主演は窪塚洋介(ペコ)、ARATA(スマイル)、サム・リー(チャイナ)、中村獅童(ドラゴン)です。
劇中には、不思議なテクノな音楽を奏でる「スーパーカー」の音楽も、とてもマッチしており高揚感を高めてくれました。
感想
原作を読んだ方はわかると思いますが、窪塚洋介さんの「ペコ」の演技が最強にハマっています。もうこの人以外にはありえないほど完璧でした。僕は演技ではなくもはや素なのでは?と思っています。笑
才能におごりプライドだけが残ってしまった、自分はヒーローで自分の世界の王様だと思っている「ペコ」。
なるだけ周りに迷惑をかけず、自分の中で全てが自己完結してしまう「スマイル」。
この正反対の二人のやりとりが、見ていてとても心地よい。ライバルであり淡白に見えるけど信頼している二人は、これが真の親友なのかなあと。
この映画を見ると、何かで1番を目指したくなります。主人公の「ペコ」は、一度は挫折をしますがそこからの努力で数々の敵を倒していきます。
やっぱりそういう少年漫画的なところはいいですよね。見てて手に汗を握る。
作中には悪いやつが全くいなく、みんながみんなそれぞれの立場で色んな悩みや思惑があり、それら全てに共感できてしまうからこそ、勝負で負けてしまうこと、勝負で勝ってしまうことにいちいち感情が揺さぶられてしまいます。もうどっちも勝って欲しいなって思ってしまうけど、現実は残酷で勝者は一人しかいません。
元気ない男性に見て欲しい。
バクマン

キャスト・監督・原作作家など。
漫画家の映画。『モテキ』の大根仁監督が映画『バクマン』の監督を務めました。原作者は『デスノート』の大場つぐみ&小畑健。主演は佐藤健(真城最高)、神木隆之介(高木秋人)、小松菜奈(亜豆美保)、桐谷健太(福田真太)です。
主題歌は『サカナクション』の『新宝島』。この曲めちゃかっこいいですよね大好き。
感想
原作とはなかなか内容が違います。出てくるキャラも大分絞っているし、主人公の二人「佐藤健(真城最高)」と「神木隆之介(高木秋人)」の配役は、バクマンファンなら全員が「それは逆だろー!」と思ったでしょう。しかし、映画を見てみるとその配役が以外にもというべきかさすがというべきか、見事にハマっています。役者さんとキャラの「魂」で配役したそうです。
原作と内容が違うので賛否両論ありますが、それでも圧倒的によかった。よくぞあの長い物語をここまで綺麗にまとめられたと思います。さすが大根仁監督。
このバクマンは、高校生が漫画家を目指す映画ですが、表現の仕方がすごい。徹夜で漫画を書いている姿やライバルと競う姿を、CGとワイヤーアクションを組み合わせたバトルシーンや、プロジェクションマッピングの導入で表現しています。表現が地味になりがちなシーンを、見事に楽しく見ることができます。
また、主人公2人含め登場人物がもう全員熱い。熱すぎる。劇中で少年ジャンプのテーマでもある「友情・努力・勝利」を、これでもかってほど見せつけてきます。高校生といい大人達がする「友情・努力・勝利」は、どこかそういうのを冷ややかな目で見てしまう人にはこたえるでしょう。
ここまで自分が頑張れたことがあるだろうかと自問自答してしまうし、ここまで頑張りたいことがありその仲間がいる主人公2人に嫉妬してしまいます。
この2人を見ていると、自分も何かをやらなきゃなあという猛烈な焦りを感じてしまう。見る人によっては「ソラニン」と同様、仕事をやめたくなるかもしれません。
まとめ
気づいたら全部カタカナ4文字でした笑。
この3つの映画は、映画としても本当に面白いし、原作を読んだ人が見ても決してがっかりせず見ることができます。
ぜひツタヤでもゲオでもamazonプライムでも、借りてきて見てくださいー。
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