「よく読書は大切と言うし知識のインプットしたいから本を読みたいけど、どうも続かない、、、。読書が苦手で嫌いなんだけどできれば好きになりたいなあ」
こういった方に、長年読書嫌いで読んでこなかったぼくが、読書に恋をし大の読書好きになった経緯や、その方法をお伝えします。
記事の内容
・読書を好きになるには、1度「面白い本」に当たれば良い。
・まずは読みやすい本から
・習慣化するには、ルール決めが大切
ぼくは以前は全く本を読めませんでしたが、今では大体年間50~100冊くらい本を読んでいます。一時期は代官山の蔦屋書店に朝から晩まで12時間くらい居座り、1日3~4冊くらい読むという愚行を行っていました。
それでは見ていきましょう。
目次
ぼくが読書嫌いを克服し本を好きになった話。
あれは高校1年生くらいだったと思います。当時、国語の先生から「読書は大事だ。本を読め」と毎回の授業のたびに言われていました。「本は頭がよくなるし何より面白く人生を豊かにする」とのこと。

それだけ言われたら読みたいなーっと思っていましたが、どうも活字をずっと読むのが辛い。苦手。先生のおすすめで「夏目漱石」や「太宰治」を学校の図書室で借り読みましたが、数ページで挫折していました。なんだか難しいし、どうも気が乗らない。本を読むなら漫画やアニメを見ていた方がはるかに楽しい。
そんなぼくは漫画や雑誌を読むため、本屋にはよく通っていました。そんな中、文庫本のコーナーでとある一冊の本を見かけました。

森見登美彦さんの「夜は短し歩けよ乙女」
当時「ASIAN KUNG-FU GENERATION」が大好きだったぼくは、この絵柄に見覚えがありました。アジカンのCDジャケットのイラストを手がけている中村佑介さん。
その方が、この「夜は短し歩けよ乙女」の本のイラストも手がけていました。
この絵柄が大好きだったぼくは、この絵を発見したことが嬉しく、初めて本屋さんで文庫本をジャケ買いしました。
「夜は短し歩けよ乙女」が面白すぎた。
家に帰り、それほど期待もせず本を読み進めましたが、なんとめちゃくちゃ面白い。
京都に住む純粋無垢だけど芯がしっかりしている「黒髪の乙女」と、少しひねくれていて失敗ばかりだけど根は優しい「先輩」の面白おかしい物語。
おもしろくておもしろくて、途中で止まることもなく一気に読みきってしまいました。
この「自分にとって面白すぎる本」に巡り合って以来、本を大好きになりたくさん読むようになりました。
「面白い本」に読み当たるまで無理やり読むしかない。
上記のように、「自分にとって面白すぎる本」に当たるまで、無理やり読むしかありません。生まれた時から本好きな人というのはおらず、本好きな人は大抵何か「本を好きになったきっかけの本」があるはずです。それに巡り会えたかどうかの運の違いだけです。

高校生の時に勧められた「夏目漱石」「太宰治」などは確かに名著で面白いのですが、難易度は少し高く活字にある程度慣れてから読むべきだと思います。読書超初心者がそこから入ったら挫折すること間違いありません。「村上春樹」なんて絶対に読んではいけません。(ぼくはよく読みますし好きですが)
もっと「文章がわかりやすく」「長すぎず」「共感のしやすい」かつめちゃくちゃ面白い本を、我慢して数冊読んでみたら、大抵の人は読書嫌いを克服し本好きになると思っています。
以下、ぼくが「これを読んだら本が苦手な人が読書を好きになってくれるかもしれない」と思うとっておきの本を数冊ご紹介します。
夜は短し歩けよ乙女
上記でもご紹介しました名著です。読みやすく量も少ないのですらすらと読めてしまいます。ぼくはこの本をきっかけに読書好きになったので本当におすすめです。
近年ではアニメ映画化もされました。
コーヒーが冷めないうちに
「4回泣ける」といわれる名著。本当に4回泣けます。滅多に泣かないと自負しているぼくが、嗚咽が出るほど泣けてしまいました。コーヒーが冷めるまでの短い時間だけ、過去に戻れるタイムリープもの。全人類に読んでほしいです。
こちらも今年映画実写化決定しています。
過去にこの本に関して書きましたので、よかったらご覧ください。
カラフル
こちらも感動系です。めちゃくちゃ読みやすくめちゃくちゃ面白い。心がほっこりする物語です。
アニメ映画化もされています。
家族八景/七瀬ふたたび/エディプスの恋人
ぼくがどハマりしている筒井康隆大先生の七瀬シリーズ三部作。筒井康隆先生はあの有名な「時をかける少女」の原作者でもあります。この方は本当に天才で、人の心理描写がとてつもなくうまく本当に面白いです。
先日全く本を読まない友達に無理やり30ページほど読ませたら、読みやすく面白いと大絶賛していました。
この三部作はどれも面白いですが、特に三部作の「エディプスの恋人」の終わり方が衝撃すぎます。一部の「家族八景」を読んで面白さを少しでも感じたら、ぜひ三部作全部読んでください。ぼくはこれを深夜に読み終わって衝撃で鳥肌が立ってしばらく動けませんでした。こんな小説がこの世にあったのだと、それに出会えた嬉しさが溢れました。もうね、本当によかった。SFと哲学です。
ぼくとしては上記の本をまず読んでみてほしいのですが、ピンとくるものがなかったら、読書好きな友達がおすすめする本でも全然構いません。読書好きが本気でおすすめする本は、本当に本当に面白いのばかりです。
少しでも好きになれたら習慣化する努力
読書を始めたら習慣化することが大切です。一冊読んで満足してたまにしか読まないなんてもったいないですよね。
習慣化するためには5つの鉄則があります。コツは「ルール決め」と「3冊の本を積むこと」。詐欺にも使われている手法です。詳しくは下記の記事にまとめたのでご覧ください。
まとめ
何かを好きになるには、必ずきっかけがあります。漫画やアニメや映画は、普段テレビや様々なところに溢れ好きになりやすいですが、本は自分から能動的に読もうと思わないとなかなか好きになるきっかけが生まれません。
この記事を読んでくださった方は、今が「本を好きになるきっかけ」だと思いぜひ一冊購入し読んでいただけたら本好きなぼくとしてもとても嬉しいです。
ではー