「RADWIMPS好き?」の質問に「好き」と言えない話。

radwimpsの写真

こんにちは。やす(@yasuyuk0430)です。

突然ですが、「RADWIMPS」は好きですか?

ぼくは学生時代は軽音楽部に所属しており、バンドをずっとやっていたのでこう聞かれることがしばしばあった。高校生の時から聞かれていたし、社会人になってからもなぜか「RADWIMPS」というバンド名を名指しで「好き?」と聞かれることがある。

この時の返答に毎回いろんなことを考え困ってしまうので、今回はその悩みを書きます。

分野は違えど同じような悩みを持っている人もいるかもしれません。

「RADWIMPS」に何かしらの興味がある人のタイプを分類してみる。

  1. RADWIMPS(の曲や世界感)が好き。
  2. RADWIMPSを好きな自分が好き。
  3. RADWIMPSが好きで、嫌いな人が嫌い。
  4. RADWIMPS(の曲や世界感)が嫌い。
  5. RADWIMPSを嫌っている、そんな自分が好き。
  6. RADWIMPSを嫌っているので、好きな人が嫌い。
  7. RADWIMPSを嫌っているので、好きな人が嫌いで、そんなある特定のものを批判できる自分が好きでそのことで自己を保とうとしている。
  8. RADWIMPSの曲や自身の年齢によって好き嫌いが分かれる。

 

ざっくり分類してみるとこんな感じだと思います。

ぼくは上記の分類だと、1というより8だと思う。2を自分で認めるのはなかなか難しいのだけど、RADWIMPSに関しては2では断じてない。お酒を飲んでる時は、たまに「飲んでる自分が好き」な時があるけどね笑

高校生の時にはよく聴いていたしバンドでもカバーした。しかし最近では全然聞かなくなってしまった。今では特別好きでも嫌いでもなく、普通だ。

1,2,4,5のタイプの人は全く問題ない。曲や世界観に好き嫌いがあるのは当然だし、そんな自分が好きというのもオールオッケい。自己で完結していて誰にも火の粉がかからない。8も同様だ。

しかし、問題は4,7,8のような人。

◯◯が嫌い(もしくは好き)で、それを好き(もしくは嫌い)な人が嫌い。この手の人が意外にも非常に多いので、ぼくはいつも質問の返答に窮してしまう。

「RADWIMPS好き?」と聞く人の心中をタイプ別で分ける。

「RADWIMPS好き?」ときく人の意図を考えてみると、

タイプA RADWIMPSが好き→「相手も好きだといいな。話したいな。」

タイプB RADWIMPSが嫌い→自分は嫌いで、「この人はどうなんだろう?」と思っている。

タイプC RADWIMPSが嫌い→自分は嫌いで、好きな人を見つけてその人を批判したい。そうやって何かを批判して自分の中の自己顕示欲を満たそうとしている。or そんな自分がかっこいい。

という3パターンの人がいると思っている。もっといるかもしれないけど。

タイプA、Bの場合

このタイプA、Bの人の場合、全く問題ない。ぼくは「RADWIMPS好き?」と聞かれた時、相手の顔をみて意図を探ってしまうのだけど、大抵は「昔聴いてましたけど最近はあんまり聞かなくなりましたーまあ普通です。」という当たり障りのない返答をする。

タイプAの人は、「本当!?確かに昔と比べたら音楽性も結構変わったよね!アルバムの5枚目くらいから離れるファンも多いみたいなんだよね!それはそうと『君の名は。』みた?あれRADの曲とても合ってたよね!」みたいな会話の流れになる。

タイプBの人は、「ああ、そうなんだ。ぼくは別に普通だけどね。歌詞がちょっとくさすぎて共感できなというか、、、それに野田洋次郎ドラマとかやってるけど歌に専念した方がいいですよね、、、」みたいな感じで、あまり好きじゃない点とかを話してくれる。

個人的に音楽は、というか物事なんて優劣はなくて解釈があるだけでそれを好きな人や嫌いな人がいても当然だし全然いいと思っているから、こういう意見は全然良い。むしろ他人が何かを好きな理由や嫌いな理由を聞きたい。

タイプCの場合

一番恐れているのは、このタイプCの人の場合。

うっかり「RADWIMPSが(自身やバンドの時期によるとしても)好きです。」なんて言ってしまうと、「ああ、そういうのが好き系ねwwwwwなるほどねwwwwww(うわこいつRAD好きなのかよってことは◯◯とか◯◯も好きで◯◯みたいな性格してるなぼく私はそういう人好きじゃないんだよねというかなんでRADとか好きなのか本当に意味わかんない困ったやつだぜやれやれ)」

という風に(ここまで思っていないとしても)、ただ特定の音楽を好きなだけで、かなりマイナスな印象を受けたり攻撃してくる人が一定数存在する。

人間色々な人がいるからそういう考えの人もいていいのだけど、ある特定のアーティストを「好き」と言っただけで無益な争いを生むことは嫌なので、つい答えに窮してしまいます。

「音楽なに好き?」と言われた際の模範解答。

聞いてきた人がタイプA、BなのかCなのかは、なんとなく分かる。だからA、 Bの人が聞いてきた際は素直に最近はまっているアーティスを答えることができる。最近は邦楽では感覚ピエロとキノコ帝国をよく聴いてる。かっこよき。

しかし「音楽なに好き?」と聞いてきた人がどうやらCタイプの可能性が濃厚の際、ぼくは「サカナクションとRed Hot Chili Peppers」と答える。サカナクションをダサい、もしくは偏見がある人は今の所会ったことがなく、音楽のリテラシーが高い人にも「お、こいつまあまあわかってるやん?」と思ってくれる。事実好きだしね。

レッチリも、あれだけ古くから世界に受け入れられまくっているから、もはや批判できない金字塔を築いてて安定。

こんなこと考えるのがめんどくさくなっててきとうに答えてしまったり、タイプCっぽいのに正直に答えてしまったりもしてしまうのだけど笑

まとめ

こういう「何かを嫌わなかった、好きと言ってしまった為にそれを嫌っている人から嫌われる、攻撃を受ける」というのは大人になっても多々ありますよね。

小・中学生の女子に特に顕著なイメージだけど、20歳を超えた大人になっても、隠すのが上手くなっただけでこういう思考の人はいっぱいいるのだなあと感じました。無益な争いを避けたいので荒波立てない受け答えが大切ですね。

今回の例は音楽でしたけど、こういうことは全てのものに当てはまります。本、映画、料理、カフェ、国、人種、仕事、服装、、、

とはいってもぼくも「EXILEと西野カナが好き」という人がいたら、嫌いになったり攻撃しないまでもどこかでその人に対しての偏見を持ってしまうので、気をつけないといけないなあと思いました。実際に判断するのは話してみてからだよね。

 

自戒も込めて。

平和に清く生きたい。

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