こんにちは。やす(@yasuyuk0430)です。
学生時代はさしておしゃれに興味はなかったのですが、最近は服に興味が出始めました。
しかし「おしゃれ」とはよーわからん。
以前、本【水野学著:センスは知識からはじまる】全てのセンスのない人へ。という記事で「センス」というのは圧倒的知識の土台がありそれらを論理的に考え組み合わせ「センス」という得体の知れないものになる。という話をしましたが、「オシャレも全く同じはず」と思いおしゃれの論理の本を探しました。
そしたら、見つけた、、、!
ファッション界では有名(らしい)MBさんという方が書かれた本「最速でおしゃれに見せる方法」に男性のオシャレになる極意が全て論理的に書かれていました。
おしゃれになりたいけど自分のセンスに自信ない、何がおしゃれかわからない、どんな服を買えばいいのかわからないといったような人は本当に必見です。目から鱗の数々。
今まで得体の知れないバケモノだった「おしゃれ」が、形を持って見えてきました。これを読んで実行すればタイトル通り最速でおしゃれに見せられるはずです。
それでは紹介していきます。
目次
MBさんとは?

「最速でおしゃれに見せる方法」の著者「MB」さんとは、ファッションのプロバイヤー兼プロブロガーです。バイヤーとしては100以上のブラントと取引があり、自身のブランドも立ち上げています。
幼い頃から「どうすればおしゃれに見えるのか?」ということを研究し続け、二十歳で世の中に無い「おしゃれの教科書」を作ることを決意しました。
また、ヤングエースUPで連載している「服を着るならこんなふうに」という読むだけでおしゃれになれる楽しい漫画の監修も勤めていらっしゃいます。
言うなればおしゃれの大先生的存在でしょうか。
おしゃれで一番大切なこと。
おしゃれで一番大切なことはなんでしょう?
質の高いアウターを揃えること?たくさんアイテムを見て目を養うこと?体系を細身ですらっとすること?はたまた素敵なアイテムを選んでくれる彼女を作ること?
どれも大切かも知れませんがどれも違います。
MB氏は、「ドレスとカジュアルのバランス」がおしゃれで一番大切なことだと説きます。
「ドレス」とは、スーツスタイルなどの礼装のことです。アイテムで言えばテーラードジャケット(スーツの上着のこと)、スラックス、ドレスシャツ、革靴などがそれに当たります。
一方「カジュアル」とは、リラックススタイルのことです。アイテムで言えばパーカー、デニム、スニーカー、Tシャツ、リュックなどがそれに当たります。
この「ドレス」と「カジュアル」のバランスを「7:3」にすることが、おしゃれに見せる大原則であり大切なルールです。
ではなぜ「ドレス」と「カジュアル」のバランスを「7:3」にすることがおしゃれに見えるのでしょうか。
日本人は胴長短足で子供っぽい顔、、、
断じて認めたくないのですが、日本人は欧米人に比べると体型も顔つきも子供っぽいです。体型は未成熟に見える胴長短足が多く、顔つきも童顔です。欧米人が日本人を見ると「若く見える」と言うように、生来から「子供っぽい」「カジュアル」な雰囲気を持っているのです。
そこで日本人の体型、顔つきといった生まれ持った「カジュアル感」を払拭すべく、「ドレスとカジュアルのバランス」を欧米人のように「5:5」ではなく、「若干ドレス寄り」に調整することが必要となります。その黄金比こそまさに「7:3」です。
確かに雑誌で見る欧米人の着ているかっこいい服を実際に着てみたら「あれ?なんか違くないか、、、?」ってなることありますもんね、、、納得です。
流通している服はカジュアルが多い。
日本では、ドレス寄りの服装がおしゃれに見えやすいということが挙げられます。
なぜなら、日本に流通している服はアメリカの影響を強く受けており「カジュアル」なものが非常に多いです。それに伴い男性のファッションも「カジュアル」を着ている人が圧倒的に多いです。電車の中で改めて観察してみるといかに服装が「カジュアル寄り」なのか驚くことでしょう。
逆に言えば、少し服装にドレスライクな着こなしを取り入れるだけで「おしゃれ」「大人っぽい」というような評価を得ることができます。
もちろんおしゃれハイパー上級者で、「カジュアル100%」でもおしゃれに見せられるような人もいるかもしれませんが、それはとてつもなくハードルが高いです。
まずは基本のルールである「ドレス」と「カジュアル」のバランスを「7:3」を守り、それに慣れてから「基礎を崩す」というのがいいかもしれません。
「最速でおしゃれに見せる方法」の魅力
先ほど説明しました「ドレス」と「カジュアル」のバランスを「7:3」にすることがおしゃれの大原則ということだけでも、ぼくとしてはこの本を読んでよかったなあと思うのですが、もう少しこの本の魅力を具体例も混ぜて体系立てて説明していきます。
全てが論理的に書かれている。
この本、全てが論理的に書かれています。自身の感覚に自信のない僕のような人にとっては、全てに対してきちんと理由が書いてあることで納得できますし本当に助かりました。
上記で紹介した「ドレス」と「カジュアル」のバランスが「7:3」もそうですし、他にも論理的で勉強になった例を一つだけご紹介します。
スキニージーンズは先端に注意せよ。
MB氏は「印象は先端で決まる」と説きます。アパレル業界では「首・手首・足首」の三箇所を「3首」と呼ぶびますが、その3首は視線が集中するポイントなので全体の印象を大きく左右します。
その中でぼくが驚いたのは、「スキニージーンズの先端をスッキリさせる」ということでした。

この写真を見ていただくとわかるかと思いますが、左の方がシュッとスタイリッシュに見えますよね。スキニージーンズは先端の裾がダボっとしているかシュッと細くなっているかで印象が全く異なります。
ウエストや太ももの部分が太いパンツでも、足首の部分が細くなっていれば全体のバランスは「細くてシュッとしている」ように見えるのです。
比較してみると明らかなのですが、言葉にして説明してもらわないとなかなか気づけませんよね。ぼくは気づけませんでした笑
この本を読んでから自分のスキニージーンズを履いて見たら、裾上げをしていないので先端がダボダボと余っていました。その際は、左の写真のように軽くロールアップをするのもいいそうです。
このことを知ってから街中のスキニージーンズを履いている人を見てみると、かなり多くの人の裾が余っておりダボダボしていました。オシャレにすごく気を使っていそうな人でもです。「ろ、ロールアップしたらどいかがでしょうか?」と言いたい、、、!
さしてお金がかからず今日から実行できる。
この本に書いてあるほとんどのことが、そんなにお金をかけずになんなら今日からできます。先ほど紹介した「ドレス」と「カジュアル」のバランスや、スキニージーンズは先端に注目することなど、知ったその日から反映できますもんね。
さらに、ここで紹介しているアイテムは高いものがほとんどなく、とてもリーズナブルなものばかりを紹介しています。MB氏はユニクロをべた褒めしており、Tシャツやジーンズもユニクロのものを大絶賛しています。
やれ「アルマーニのスーツが…」「ポールスミスのシャツが…」「ロレックスの時計が…」と言われても困っちゃいますもんね笑
その点本当にお財布に優しく、学生〜40、50代の方々まで実行することができます。
アイテムがコーディネートと共に具体的に書かれている。
さらに素晴らしいのが、MB氏渾身のコーディネートが50種類カラーで乗っており全てブランドまで書いてあります。そのコーディネイトのポイントやなぜオシャレに見えるかといった細かいことまで、本書で説明してある論理に沿って丁寧に書いてあるので非常に勉強になります。
そして、MB氏が「偏愛」しているアイテムも15個乗っています。
MB氏はなぜなんの変哲も無い「ユニクロのTシャツ」を、これほどまでに愛しているのか。値段は決して高く無いにも関わらずMB氏が愛して止まないアイテムたちにはそれぞれストーリーがあり、その理由を読んでいるだけでもとても楽しいです。本当にMB氏の洋服に対する愛と膨大な研究が伝わってくるコーナーでした。
おしゃれ初心者〜上級者まで読んでも面白い。
この本はオシャレの初心者〜上級者まで楽しめると思います。初心者は言わずもがな知らないことのオンパレードでですし、上級者といえども知らないことは絶対にあると思います。
また、この本はオシャレに見えるためにドレス寄りの少し無難なコーディネートをしており、カラフルな配色を使いオシャレに見せる原宿系のような服装は全く乗っていません。が、そのような服が好きな人こそ読んだ方がいいと思いました。
なぜなら、オシャレの本当に基礎となる部分をこれでもかというくらい論理的に説明しているので、その基礎を知ってからのあえて「ハズす」ということができるからです。どんな達人も基礎を怠ることなかれだと思ういます。
まとめ
いかがでしょうか。
今回説明した例はほんの氷山の一角にすぎません。
そのほかにも、
・シルエットはY、A、Vで整える
・色は面積と彩度でドレスとカジュアルが決まる。
・黒のスキニーデニムおすすめのブランドとは?
・スーツの上着を普段使いしていいのか。
・なぜ白パンツは不自然なのか。
・体型を隠せる最強のシルエットとは。
・服を買う時期、買い方。
・ショートパンツでも脚長に見える三つの法則。
などなど、勉強になったトピックが満載です。
最後に、本書冒頭と末尾に買いてあるMB氏の素敵な言葉で締めくくります。
「おしゃれに見える」という自信を手に入れると、あなたの人生は変わります。何事にも前向きに、積極的に楽しめるようになります。せっかく本書を手にとっていただいたのですから、どうも信じられないという方も騙されたと思って最後までお付き合いいただければと思います。
と、ここまで書いておいてなんですが、おしゃれなんて「たかが洋服のこと」です。人生にはもっともっと大事なことがあり、それは家族、友人、恋人、仕事、日常生活です。しかしそれらが「たかが洋服のような外見のこと」で損をしているのであればあまりにももったいないと思います。洋服を知れば、着こなしを知れば、人は活発になり、堂々と振る舞えます。 〜〜中略〜〜 たかが洋服であっても、喜びや楽しさに満ち、人生を豊かにしてくれるのがファッションです。簡単でありながらも奥深く、魅力溢れる世界をわずかでも多くの人に伝えられたのであれば望外の幸せです。
全てのおしゃれになりたい人に幸あれ!
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