こんにちは。やすです。
ぼくは映画が大好きで、一時期は月に10回以上映画館に行き、家でも毎日映画を見ていました。
そうやってたくさん映画を見ていると、作った人を「あなたが神か…!」と思う崇めるような魂をゆさぶる、とんでもない映画に出会います。
そんな、この映画を見たら何かしら自分の人生に影響が出て人生の軌道を変えてしまいかねない、本当におすすめで衝撃的に面白い映画を厳選してご紹介します。
グーグルで「映画 おすすめ」と検索しても、「おすすめ100選!」「名作50ランキング!」とか数が多すぎて、「結局どれみたらいいんかーい!」となるので、本当にいい映画を厳選しご紹介します。
本当にいい映画に出会った時のみ、ゆるく更新していきます。
目次
おすすめする映画の特徴やジャンルについて
邦画も洋画もアニメも含みます。
いい映画に洋画も邦画もアニメも関係ありません。
しかしおすすめ映画を考えていくと、自然と洋画が多くなりました。
個人的には邦画よりも洋画の方が、作品のクオリティが高く熱量の多い映画が多いように感じます。
アクション・ホラー・コメディは基本なし
観終わった後に、思わず「自分ならどの選択をしただろう」と考えてしまったり、今までにない価値観に触れ自分の考えが変わってしまうような映画に絞っています。
観終わった後、良くも悪くも一週間くらい尾を引くような映画。
ぼくが好きなので笑
そうすると自然とヒューマンドラマが多くなりました。アクション・ホラー・コメディはご紹介しません(一個だけコメディをご紹介しています)。アクションやコメディも好きで観ますけどね。
おすすめ映画10選
きっと、うまくいく

インドを舞台とした、自分の人生に悩める大学生三人の物語。ミュージカルやコメディやドラマやラブストーリーなど三時間に全部の要素が濃く入っている。「人はどう生きるべきか」の正解や規範なんてきっと世の中にはないのだけれど、強いて言うなら人はこの映画の主人公のように生きるべきだと思う。そして、自分の周りの大切な人にもそのように生きて欲しいと思わずにはいられない。人生の素晴らしさを、お腹が痛いほど可笑しく涙が出るほど悲しく心地いいほど優しく教えてくれる。
映画の根底にあるメッセージをこれほどまで強く感じられる映画は他にない。退屈な毎日に疲れてしまったり、日常生活に埋もれ窒息しそうになった人ほど見てほしい映画。
将来の自分の子供にたった一つ映画を勧めるのであれば、ぼくはこの映画をお勧めしたい。
人生フルーツ

津端修一さん90歳、英子さん87歳。風と雑木林と建築家夫婦の物語。合わせて177歳にもなる老夫婦の、老後の暮らしを撮影したドキュメンタリー映画。
自分の心に正直に1日1日を丁寧に暮らす日々の様子は、ここまで美しく愛情に溢れているのか。何といっても美しく、これが死ぬ前の理想の生活なのかもしれないと、相手の人生に自分の未来を重ねてしまう。
涙強く滅多に泣かないぼくだが、この映画には頭が痛くなるほど号泣させられてしまった。ポケットティッシュの1個や2個では足りない。本当に。
それほど有名でもなくDVD化もされておらず、小さい映画館でしかやっていないのだが、ちょっと無理してでもぜひ映画館に足を運んで観てほしい。それだけの価値がこの映画にはあります。
この映画を観て何も感じない人は、多分いないはず。
イリュージョニスト

世の中に魔法があると信じる夢見る少女と、その少女に夢を見させようとする売れない貧乏マジシャン。同じ日常を生きているはずなのに、二人の見えている世界の対比がこの上なく切なかった。
「人に優しくすること」それは本当の優しさなのか。自分の人生なのに、自分の欲望や幸せを後回しにし、人に優しさを与えないといけないのか。この映画はその問いに対して一つの答えを出している。
そしてストーリーの良さもさることながら、何と言ってもアニメーションが素晴らしい。水の波紋、スープの湯気、窓から差す日の光の影、草木の揺れ、風でめくられる本、全ての動きがリアルで本当に美しく、それだけで感動してしまう。かと思えば、背景はチープな絵だったりと、リアルな絵とチープな絵が混じり合いなんとも不思議な雰囲気を作っている。これを作れてしまった監督の脳を覗きたくて仕方がない。
イエスマン

今まで「NO」と言っていた誘いを、とあるきっかけで全て「YES」というようになった主人公。それのおかげで見えなかった景色が見えてくる。
多くの人が日々のめまぐるしさに追われ、気を抜くと「忙しい」や「疲れた」と言ってしまい誘いをついつい断ってしまうが、ほんの少し重い腰をあげて「YES」と言ってみる。そうすることだけで思いがけない出会いがあるかもしれない。閉じた世界で膝を抱えているよりも何かをすることの方がいいに決まっている。
映画を観た後は、前より少しだけでも「YES」と言ってみようかなと思わせてくれる前向きになれる映画。ジムキャリーのコメディは元気が出るものばかりなので、塞ぎ込んでしまった夜なんかに観ると元気が出ます。
セッション

これほどまでに緊張感漂い手に汗握る映画があるだろうか。油断すると本当に呼吸を忘れてしまいそうなほど張り詰めた空気。「所詮映画だ」と思い観てしまうと完全に裏切られる。「狂っている」と言っていいほど音楽に取り憑かれてしまった指導者とドラマーの物語。本来元は「娯楽」であったはずの音楽にこれほどまで苦しめられた先にはなにがあるのか、それが最後の数分間に詰められている。
常識を遥かに超えた、狂うほどの熱意や努力から本当のクリエイティブが生まれるのかもしれないが、それが本当に幸せに繋がるのかとふと疑問に思ってしまう。が、本人たちにはきっとどうでもよくて、そこまでしてのめり込まなければいけない「何か」がきっとあるのだろう。
何かに深い情熱を注いだ人には、観ているのが辛いかもしれないがそんな人にこそぜひ観て欲しい。今までで一番短い106分になるかもしれない。
パプリカ

観ていると夢なのか現実なのかだんだんわからなくなり気持ち悪くなってしまう。「パプリカ」という女の子が夢の世界を自由奔放に動き回り、精神を病んでしまった人の治療を行う。
ストーリーは腑に落ちないところばかりで謎のオンパレードなのだが、それらが不思議と心地よくなってくる。その「謎」 にも様々な捉え方ができ、観る人や観る回数によって印象が全く変わってしまう。脳の今までに触れられたことがない部分を指で謎られているような感覚に陥るなんとも不思議な映画。
ストーリーはさることながら、この映画も音楽と絵の美しさが本当に素晴らしいのでそれを観るだけでも一見の価値あり。これほど中毒性がありまた観たいと思ってしまう映画に出会ったことはない。過去に「パプリカ」についての感想を詳しく書いたのでよろしければご覧ください。
ボヘミアンラプソディー

言わずとしてた人気映画「ボヘミアンラプソディー」。ロックバンド「QUEEN」のボーカル「フレディ・マーキュリー」の華やかな成功と波乱万丈の人生を描くドキュメンタリー映画。
ぼくはこの映画の一つのテーマが「孤独」だと思う。
人と人は繋がっているように見えてその関係は脆く、愛情は愛情なのか、繋がりは本当の繋がりなのか、そこを信じきれず深い孤独に陥ってしまう。フレディも同様に、周りから愛されているが愛を信じきれず自身の孤独感に苛まれてします。その様が見ていて実に苦しい。
そんな深い苦しみや葛藤と戦い、それでも何かを成し遂げようと日々進む姿はとてつもなく元気付けられる。そんな中歌う「We Are The Champions」は本当に圧巻で、鳥肌がたちゾクゾクしてしまった。
また、この映画は、実際にクイーンが演奏したとあるライブを映画内でも演奏するのだが、驚くべきはその再現度の高さ。ライブスタッフの立ち位置やピアノの上に置いてあるビールの位置、フレディの動きなど全てが実際のライブと同じように再現しており、完成まで8年かけた映画関係者の本気さに脱帽すること間違いない。
個人的には2018年に上映された映画の中で、不動のNo.1。
リリーの全て

あなたはもし、自分の愛すべきパートナーが「命の危険があっても、性転換をしたい」と申し出たら、どうするだろうか。自分のパートナーの幸せを考えたらそれを受け入れてあげるべきかもしれないが、では受け入れた後の自分の幸せは?身も心も異性に変わっていくパートナーを、同じように深く愛し続けることができるだろうか。
この映画は、そんな女性になりたい夫アイナーと、それを支える妻「ゲルダ」の物語。
女性になっていく夫アイナーに、過去の男としてのアイナーを探すゲルダの姿は、本当に見ていて辛い。だが一方で、異性の垣根を超え想い続ける愛の形や、戸惑いや、本当の自分でいることの大切さなど、全てが美しく描かれている。
そんなストーリーもさることながら、もう一つ衝撃だったのは、夫アイナーを演じた「エディレッドメイン」の演技の凄さ。夫アイナーが男性から徐々に女性になっていくのだが、当初は100%男性だったのに後半にはもう女性にしか見えなくなってくる。表情、仕草、言葉、息遣い、緩急、全てが女性のそれとなっており、見ているこっちでさえ戸惑ってしまう。
果たして性別を構成する要素は何なのだろう。ぼくたちは何を見て感じてその人を「女性」と判断しているのだろう。そこの概念から揺るがされてしまった。
あなたはこの映画を見たとき、妻「ゲルダ」と同じような決断をできるだろうか。そこを考えながら見てほしい。
まとめ
以上で紹介した映画は本当におすすめな映画たちです。
次にみる映画が決まっていない方は、ぜひこの機会に観てはいかがでしょうか。本当に面白いよー
とびっきり面白い映画をご存知の方は、コメント等で教えてもらえると嬉しいです。必ず見ますぜ。
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