プログラマーに転職しても、営業経験は強みであり役に立つ。【断言します】

営業経験はプログラマーにとって無駄じゃない

営業職の仕事をしていると、ふと不安になることはありませんか?

「毎日飛び込み営業ばかり」「専門的スキルがつかない」「成長してる気がしない」「営業やり続けて転職できるのだろうか」などなど。

上記は、ぼくが営業時代に実際に感じていた不安でした。

 

でも大丈夫です。

今ぼくは、web系のプログラマーとして未経験から働いていますが、営業時代に培った様々なスキルや強みが業務に非常に役立っています。

今回は、ぼくが実際にプログラマーとして働いて、営業経験が強みとして感じられた場面を10選紹介します。

この記事の内容

・営業経験はプログラマーでも強みとなり役立つ。

・コミュニケーション能力やマーケティング思考のあるプログラマーは貴重

・転職で面接するなら、営業で培った経験とプログラマーとしてあったらいい能力のベクトルを合わせ、説明すると良い

 

コミュケーションに関して

コミュニケーション関連の、営業経験の強みです。

 

営業側の気持ちがわかる

営業側の気持ちがわかる

営業をしてきたからこそ、社内・社外の営業さんの気持ちが嫌という程わかります。実はこれ、めちゃくちゃ強みです。

営業時代、業界は違えどクライアントが時にどれほど横暴な要求をしてくるかというのを、営業をしたことある人なら理解しています。

なので、社内の営業の人がクライアントの無茶ぶりによる要望をプログラマーにタスクとして落としてきたとしても、気持ちをある程度理解でき、

「(時にはクライアントの無茶ぶりを受け入れることも大事なので)受け入れる」or「それはクライアントがダメ元で言っているだけだと思うので断れませんか?」とアドバイスをしてあげることができます。

タスクを頭ごなしに「それはできません」と断るのでなく、営業側の気持ちを汲んだ受け答えをし業務に当たるプログラマーは、貴重で好かれます。

 

社内コミュニケーションが円滑になる

営業時代、クライアントに好かれようとコミュニケーションを円滑に行うため試行錯誤したと思います。相手の表情を観察し、いやらしくない程度に褒め、さりげない気遣いを心がける、、、。

これらは向き不向きもあり、非常に疲れる行為だとぼくは感じてしまいますが、これらを営業時代に練習したおかげで、社内のコミュニケーションが以前より取りやすくなりました。

気さくで話しかけやすく、コミュニケーションが円滑なプログラマーは、仕事が頼まれやすくミスもカバーやヘルプもしてもらいやすくなります。特に、入社したてで要領がわからない時はこういった「助けてもらう能力」が非常に大事です。

 

クライアントと話をする案件に重宝される

商談の時役立つ

基本的にweb系のプログラマーは、クライアントと会わなくても大丈夫です。ぼくもほとんど会いません。

ですがたまに、営業がクライアントとの商談に同行して欲しがる案件があります。技術的な回答がその場で欲しい時です。

その際、ぼくのように元営業で、人を説得できる話し方が出来るプログラマーはとても重宝されます。

プログラマーって、全く人と話せない方もある程度いますが、大半はちょっとコミュニケーションが苦手だけど普通に話せます。しかし、営業さんのように「相手にこちらが望んだアクションを取ってくれるよう誘導・説得する話し方」が出来る人は本当に少ないです。

ぼくも上記のような話し方がうまいわけではありませんが、営業職を経験していた分他のプログラマーさんよりはでき、営業さんによく「ついてきてくれない?」と頼まれます。

個人的には、在宅で働いてますし引きこもりたいのであまり同行したくありませんが、頼られることに悪い気はしません。

 

嘘がうまくつける

誤解を恐れずに言いますが、営業時代に培った「業務を円満に遂行するため必要な、最低限の嘘をつく能力」は非常に役に立ちます。

社内に対してもありますが、特にクライアントに対してです。

なんらかのトラブルが起きた際、例えば「納期が遅れそう」「別案件が緊急で入って、今の案件にすぐ対応できない」「解決困難なバグが見つかった」「制作に必要な高額なソフトが必要と、制作を始めてからわかってしまった」などなど。

仕事をしていると様々なトラブルに直面します。その際、正直に「すみません…これこれな理由で100万追加で必要になりました。100万ください。」と言っても、なかなか承諾してくれません。

なので、先方に納得してもらえるような「うまい嘘」を交え、お金を貰うなりミスを許してもらうなりする必要があります。

ぼくはクライアントと直接やりとりすることは少ないですが、社内の営業さんに「本当は〇〇な理由のバグだけど、△△ゆえのバグですって言って責任転嫁した方がうち的にはいいかもしれません」と伝えられるだけでだいぶ違います。営業経験がないと、こういうところもなかなか気づけないですよね。

 

社内プレゼンが有利

社内プレゼンが有利

「自分の成果を上司に伝える」「作ったものを営業さんにアピールする」など、プログラマーといえど社内の人に簡単なプレゼンをする場面があります。

そんな時、他のプログラマーの方が、営業さんが理解できない難しい言い回しで自信なさげに話している中、営業を経験しているとある程度筋の通った自信のある話し方できます。

「自分は〇〇をしました。〇〇をしたい。〇〇して欲しい」といった何かしらの主張をちゃんと伝えられるプログラマーは、必然と社内評価が上がっていくと感じています。

出世欲がある人には、特に大切なスキルですね。

 

営業時代に身につけたスキル・習慣に関して

営業時代に身につけたスキルや習慣が、プログラマーとなって「強みだな」と感じたポイントです。

 

マーケティング思考が養われた

営業時代に、「どのようなものがどのような価格で、どんなペースで売れていくのか」ということを見れました。

プログラマーになってからも、自分の作っているものはいくらくらいで、何日かけたらこの予算の元は取れるのだろうか、ということを常に意識し働いています。

場合によっては、割に合わないので断わらざるを得ないことも。

また、自分がいちユーザーの立場になり、この機能は本当に必要なのか?このボタンはここにない方がいいのではないか?と考え続けて作っていますが、これも営業経験でマーケティング思考が身についてたからこそできることだと思っています。

ただただ思考を停止して、営業さん・ディレクターさんの言うように作っているだけではオペレイティブな仕事になり誰でもできてしまいますからね。

自身の市場価値をあげるためにも「マーケティング思考」は非常に大切です。

 

資料を作り慣れている

ほとんどの営業さんが、提案やプレゼンをするためにパワーポイントやエクセルで資料を作成した経験があると思います。

ぼくも営業時代には毎日のようにパワーポイントで提案資料を作っていました。

プログラマーになってからは、そういった資料を作る機会がとても減りましたが、それでも「マニュアル作成」「提案のための製作フロー作成」等、パワーポイントもしくはエクセルで資料を作ることがたまにあります。

そういった時、以前に何度も作ったことがあるので、なんの抵抗もなくスムーズに作ることができました。どんなリテラシーを持った人が見るのか(全然ITがわからないおじさんなのか、それともある程度理解しているweb担当が見るのか)を確認し、わかりやすい資料を作ることは、そう簡単にはできません。

こういった時に、「ああ、営業でやってたことはちゃんと繋がってたんだな」と感じられました。

 

数字に抵抗が少ない

営業時代には、毎月の売り上げや利益率の数字を元に分析し、成功・失敗の原因を求め次なる戦略を練っていました。

営業の皆さんも、得意・不得意はあれど数字とにらめっこした経験があるのではないでしょうか。

ぼくはそのおかげで、数字を見て分析したり計算することに抵抗が全くなくなりました。

プログラミングは複雑な計算をすることが多々ありますし、人によっては自身で作成したサイトのアクセス数やユーザー属性(性別・年齢・地域など)を分析し修正・改善をしていくこともあります。

 

日頃からニュース等で情報収集の習慣がついている

営業時代は、お客さんと弾んだ話をするため、日頃からニュースやsnsで情報収集をしていました。

特に仕事と関係ある業界のニュースは、即効性があるので欠かさずチェックをしていました。その情報で、自身の売り上げがだいぶ左右されることがあるからです。

そんな情報収集の仕方や大切さを営業の時に学べたので、プログラマーの今でも自分に関わりある領域のニュースは欠かさずチェックするようにしています。

特にIT業界は技術の移り変わりが激しいので、そういった情報収集をし自身のナレッジに蓄積していくことは、プログラマーにとってとてつもなく大切なことです。

 

電話やコピーなどの雑務が慣れている

若手の営業って、電話や書類のコピーや運転など何かと雑用をやることになります。

意味のないものありますが、それでも電話対応やコピーの取り方(気遣い方)はプログラマーになった今でも役に立っています。

小さい会社なので、会社で電話取れるのが自分しかいない時、電話を取ることがありますが、その際も落ち着いて対応することができました。

 

転職で面接するなら、上記のことを伝えましょう。

もし営業職からプログラマーになるべく企業の面接を受けるなら、上記のことを伝えましょう。

企業の面接官は、「自社に必要な能力」と「あなたが持っている能力」のベクトルが一致しているかを見ています。なので、プログラムに関することを話すことも大切ですが、自身の営業経験から、プログラマーとして働くにあたり役立つことをしっかり伝えることが大切です。

「営業側の気持ちがわかる」「マーケティング思考がある」プログラマーというのは、それだけで付加価値がつきます。

 

まとめ

上記のように、全く関係がなさそうなプログラマーになったとしても、営業経験はとてつもない強みとなり必ず業務に役立つので、安心してください。ぼくはそうでした。

今営業として頑張っていらっしゃる方は、そのまま頑張っても大丈夫ですし、「プログラマーに転職したい!」となったらその経験を活かしプログラマーになればいいと思います。

今やってることは無駄じゃないです。

 

ではでは

営業経験はプログラマーにとって無駄じゃない

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