幸福度世界2位のフィリピン人を見て、幸せの正体が分かった。

フィリピン人幸せ

フィリピンに来て4ヶ月が経ちました。

幸いにも現地の友達が何人かできて、いろいろな話をしています。

僕の英語力が乏しすぎて、未だに何を言っているのかよく分かりませんが^^死にたい

 

たくさんのフィリピン人と話して感じるのですが、彼らはいつも表情豊かに笑っていて本当に幸せそうです。

なぜこんなにも幸せそうなのかずっと考えていましたが、最近その幸せの正体が何となくわかってきたので、書こうと思います。

 

ですがその前に、少し彼らの所得幸福度について触れたいと思います。

 

フィリピン人の所得

フィリピン人所得
発展途上国であるフィリピン。

彼らの月収はどれくらいなのでしょうか。

 

一般的には12000ペソ(約27,700円)と言われています。(2017年1月現在、1ペソ2.31円計算)

ちなみに僕の通っている語学学校の先生(30歳女性)は6000ペソ(約13,950円)です。

 

ディズニーランド一回行ったら月の給料無くなってまう、、、

 

(ちなみに僕の先月の所得は0円です^^)

 

もちろん地域や職業や年齢によって全然違いますが、日本より圧倒的に低いことは確かです。

その分物価や食べ物もとても安いですが、その一方で素敵なbarやブランド品は、もちろん日本と同じくらい値が張ります。

 

フィリピン人の幸福度

一方、幸福度はどうでしょうか。

 

毎年行われている『世界幸福度調査』(米国の世論調査会社ギャラップ・インターナショナルとWINによる共同調査)によると、2017年の結果は以下の通りです。

 

1位 フィジー(89)
2位 フィリピン(79)
2位 中国(79)
4位 ベトナム(78)
4位 インドネシア(78)
6位 パナマ(77)
6位 パプアニューギニア(77)
8位 パラグアイ(74)
8位 バングラデシュ(74)
10位 アルゼンチン(72)
10位 メキシコ(72)

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25位 日本(55) ※昨年は28位

※カッコ内の数字は純粋幸福度(「幸福を感じている人の比率」-「不幸を感じている人の比率」)です。調査対象国は66カ国で、純粋幸福度の平均値は59ポイント。

 

今更確認するまでもないですが、日本の幸福度は低いですね、、、

一方フィリピンは何と2位。

うーん、そりゃみんな笑っているわけだ。

一概に「あの国の人は、〇〇だ。」とくくるのは好きじゃありませんが、納得です。

 

ではなぜ所得が低くお金に縛られているにも関わらず、幸福度が高いのでしょうか。

 

色々理由があるかとは思いますが、ある動画を見てストンと腑に落ちました。

 

史上最長の研究が明かす 幸福な人生の秘密

https://www.ted.com/talks/robert_waldinger_what_makes_a_good_life_lessons_from_the_longest_study_on_happiness?language=ja#t-1545

それがこの動画です。(日本語版も英語版もあります。)

文字で読みたい方はこちらをどうぞ。

 

ハーバード大学医学部臨床教授である、ロバート・ウォールディンガーさんによる『史上最長の研究が明かす 幸福な人生の秘密』についてのプレゼンテーションです。

 

この研究は75年間、724人の男性の全人生を休むことなく追跡し、年齢とともに幸せの感じ方は変わるのか、またどういう人が最も幸せを感じているのかを明らかにしています。

この研究は本当にすごい。

75年間、724人の人生をずっと追うなんて、そうそうできるものではないと思います。

 

研究の結論

私たち人類が幸福を感じ健康になるには、お金や名誉ではなく、『良い人間関係に尽きる』ということが、724人の全人生を研究し続けた結論です。

ここで重要なことは、どれだけたくさんの友達がいるのかではなく、身近な人達との人間関係の質です。

良い人間関係を保っている人は、幸福度が最も高く、身体も健康で脳もはっきりしているそうです。

 

人との絆、特に家族との絆がとても強いフィリピン人

フィリピン人幸せ

ほとんどのフィリピン人は、家族との絆がとても強いです。

日本人が弱いとは言いませんが、日本人のそれとはレベルが違います。

 

僕の語学学校の先生方3名は、セブ市内に住んでるにも関わらず、必ず毎週末往復4時間近くかけ田舎の家族に会いに行きます。

また、こちらでいう『家族』とは、いとこや甥などかなり広い範囲を含み、短いスパンで何十人もの『家族』が定期的に集まりパーティーをしています。

フィリピンの家庭では、兄弟が5、6人いるのも当たり前。

僕が兄2人いますと言うと「まじか、少なっ」という目を向けてきます。(被害妄想)

 

もうなんなら恋人やパートナーよりも大切にしています。

 

そうして、家族に自分の悩みや楽しいことをたくさん話しています。

 

僕は、ここにフィリピン人の幸せの秘密があるのではないかと思っています。

 

家族が家族を大切にしている姿を子供が見て、それをまた自分の子供に教えていく…

そうして、親から子供に『幸福』を受け継いでいるような気がします。

 

まとめ

「幸せとは何か」という、話し合うにはどこかこそばゆいものが前より実態を持って見えた気がします。

 

『良い人間関係』なんて口で言うのは簡単ですけど、実際に築くのはとても難しい。

 

しかし、全ての人の人生の目標は最終的に『幸せになる』ことですし、その正体が少し見えたのなら、そこに努力しない理由はないですよね。

僕は、1人行動が好きなインドア引きこもり野郎なんですが、もうちょっと人と関わろうと思います。

 

たまには親に電話でもしてみるかなぁ。

 

最後に、ロバート・ウォールディンガーさんが、プレゼンの最後にマーク・トウェインさんの素敵な言葉を引用していたので、僕もそれを引用して終わろうと思います。

一世紀以上むかし、彼は人生を振り返り、こう書きました。

There isn’t time, so brief is life, for bickerings, apologies, heartburnings, callings to account. There is only time for loving, and but an instant, so to speak, for that.
「かくも短い人生に 諍い 謝罪し 傷心し 責任を追及している時間などない 愛し合う為の時間しかない それが例え一瞬にすぎなくとも」

 

うーん、ロマンティック!

フィリピン人幸せ

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